第274章

島宮奈々未は傷口の縫合を終えると病室へ戻された。ほどなくして目を覚ましたが、腹部の痛みが尋常じゃない。声を張ることすらできなかった。

「……息子たちは?」

生まれたばかりの息子の顔を、まだ見ていない。

「奈々」丹羽光世がすぐそばへ寄り、手を握った。「よく頑張った。今、沐浴に連れていってる。少ししたら戻ってくる」

島宮奈々未は安静が必要だ。丹羽のおじいさんと島宮徳安たちは廊下で待っていて、中へは入ってこなかった。

島宮奈々未は横になったまま、しばらく言葉も出ない。痛い。とにかく痛い。起き上がるなんて、考えるだけで背筋が凍った。

しばらくして、きれいに洗われた赤ん坊が二人、抱かれて戻...

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